医院ブログ

2019.12.06更新

今回は酔い止めを取り上げてみます。

前回は風邪薬について書きましたが、トラベルミンに代表される酔い止めの多くも抗ヒスタミン薬に分類されます。乗り物など強い揺れの中にいると、次第に視覚からの情報と体性感覚にずれが生じ、乗り物酔いが起こります。この際に前庭自律神経反射という自律神経の反応により吐き気がするのですが、ここをトラベルミンはブロックしてくれて吐き気を止めてくれます。

 

一方、抗ヒスタミン薬ですから風邪薬と同様に抗コリン作用があり、眠くなったり副交感神経が抑えられ口が渇いたりします。

 

特に抗コリン作用のある薬剤は緑内障や前立腺肥大症を悪化させるため、これらの疾患をお持ちの方は内服できません。病院を受診した際にも、これらの疾患を治療中の方はお伝えください。

2019.11.29更新

インフルは高熱や倦怠感など症状がとても強いので、病院に行くまでの間、市販の風邪薬で一時的にでも抑えられないか考えてしまいます。しかしインフルエンザの時、イブプロフェンやロキソニンを内服するとライ症候群や脳症といった重大な副作用を発症しやすくなるため使用を避けることになっています。

 

市販の風邪薬には解熱剤や鼻水止め・咳止めの成分が配合されています。アセトアミノフェンという成分なら安心して使えますが、前述したイブプロフェンやアスピリンという成分なら使用は控えてください。ただ、インフルでは40℃近い高熱が出ますので、アセトアミノフェン(カロナール)を飲んでもほとんど熱が下がらなかった経験をお持ちの方もいるかもしれません。そのような状況では発汗や排尿による解熱作用も大切な要素なのですが、鼻水止めに含まれる抗ヒスタミン薬には抗コリン作用と呼ばれる副作用があり、口の渇きやごくまれに汗が出にくくなってしまうことがあります。

 

インフルエンザを疑うような高熱が出たときは医療機関を受診して、インフルエンザの場合は速やかに抗インフル薬を使用するようにしましょう。

2019.11.20更新

2018年、抗インフルエンザ薬のゾフルーザが新しく登場しました。1回の内服で治療効果があるため、インフルの流行時期は広く使用されました。

ただ、薬剤耐性ウィルスの出現率が高いことや、耐性ウィルスでは症状が長引くことが報告されました。それを受け、日本感染症学会から抗インフルエンザ薬の使用についての提言が公開されました。要約すると、ゾフルーザは12歳未満の小児には慎重に投与を検討し、免疫不全患者には投与を推奨しない、という内容でした。

 

しかし、ゾフルーザは従来の抗インフル薬が効かない新型インフルに対する切り札として期待されていることも確かです。今年もインフルエンザの流行が始まりました。当院でも、これらの内容を踏まえ診療をすすめたいと思います。

2019.11.18更新

ワクチンの種類によって接種間隔が異なります。

生ワクチン(BCG、MR、おたふく、水痘など)は、次の予防接種まで4週間以上あける必要があります。一方、不活化ワクチン(日本脳炎、四種混合、インフルなど)では1週間以上となっています。インフルエンザの予防接種をうける際も、他のワクチンとの接種間隔に注意する必要があります。

任意でおたふくのワクチンを接種したり、成人になってから麻疹や風疹のワクチンを接種した場合は、4週間以上あけないと次の予防接種をうけられないことになります。当院でインフルエンザ予防接種をご希望される方につきましては、お子様は母子手帳をお持ちいただき、成人の方も1か月以内に予防接種歴があればお伝えください。

2018.11.30更新

HPをご覧いただきありがとうございます。

日頃の診療や生活で思いついたことや役立つテーマをブログに記録しようと思い立ちました。

ブログのリンクが小さすぎて、ほとんど誰の目にも留まらなそうですが、まずは小さく始めて内容が充実するように更新を続けていきたいです。

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